Translated Pages from Daijiten (Large Encyclopedia)

Kaosu

の錫杖のパワーがあったおかげである。

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Arago

プロフィール
生年月日 不明
身長、体重 測定不能
出身地 妖邪界
苦手なもの 憎しみの心を持たぬ者
妖邪界 人の怨念をエネルギーとして存在しているのが妖
邪界。その妖邪界の王が阿羅醐である。だが、阿羅醐は最
初から妖邪界の王だった訳ではない。自ら魔将などの強者
達を手に入れることによって、次第に妖邪界において、そ
の力を増大してきたのだ。なかなか努力の人(?)らしい。
阿羅醐の鎧 阿羅醐の鎧は、地霊衆の長・芭陀悶が自然界
の九つの力を封じ込めて、阿羅醐に献上した物。そのパワ
ーは輝煌帝に匹敵すると言われる。この鎧を献上したこと
により、芭陀悶たち地霊衆は永遠の命を授かったのである!

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Kayura

プロフィール
永禄二年(1559年)12月12日生 A型(推定)
五尺二寸二分(約158cm)
十一貫七百三十三匁(推定~約44kg)
出身地大和の国(現在の奈良県)
趣味など 趣味は舞い。苦手なものはナメクジ。家族とは
数えで8歳の頃に死別している。ちなみに上記の体重は、
本人が答えを渋ったため、推定の数値だ。
名前の由来 迦雄須と阿羅醐の間でゆれているから、迦遊
羅、という名前になったのだろうか⋯。ともかく、迦遊羅
は迦雄須の正当な後継者。人間界を妖邪から守る存在とな
るはずだった。それを恐れた阿羅醐によって、幼いころ、
妖邪界に連れ去られてしまったのである。胸のプレートと
鎧とが妖邪の結界となっている。

Nasutei

プロフィール
ナスティ柳生 1970年5月28日生 AB型
168cm 体重はヒミツ⋯とのこと
住所奈川県小原
スポーツ 長刀を始めたそうな
家族父(日本人)。母(フランス人)。祖父(千石大学教授)
ナスティはごく最近までフランスて育ってきた。もしかし
たら最近ハヤリのバイリンギャルでは?
趣味 伝奇学(祖父の影響)。ドライブ。免許はフランスで
取得したため、物語が始まったばかりの17歳のころから運
転はできる。日本では、国際免許ではなく、仮免で運転し
ていたという噂がある。
尊敬する人物 おじいさま&シャンポリオン
苦手なもの ヒ・ミ・ツ!!

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Jun

プロフィール
山野純 1979年6月30日 0型
118cm 25kg
住所 東京都町市
趣味 いわずと知れたスケートボード
家族 父(サラリーマン)母(主婦)の3人家族である。郊外
の一戸建てを持っているとは、なかなかの金持ちである。
⋯が家にあった鉢植えが安っぽかったのは、きっと家の口
ーンに追われて、インテリアにまで金を使えなかったのだ
ろう。意外に『サムライトルーパー』ってリアルな作品だっ
たのかもしれない。
スポーツ 乗虎(?)
尊敬する人物 トルーパーのお兄ちゃん達
苦手なもの 妖邪と勉強とニンジン

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Byakuen

プロフィール
生年月日、出身地、血液型、家族構成など全て不明
体長3m70cm 体計測能
白炎はしゃべれないから、本当のところが分からない
のです。アハハ⋯ごめんなさい。
昔千年前に迦須雄とともに阿羅醐を追い払ったのは、
今の白炎と同一の虎だ。白炎は日本の国土が生んだ、霊虎
という設定なので、昔からあの姿なのである。妖邪界の黒
炎王とは表裏一体の関係であるため、復活が可能だった。
趣味 旅(遼の推察による)
好きな遊び 子供の相手だが、図にのると、ちょっと怒っ
てしまう。⋯かわいいやつ。
苦手なもの 純のブラッシング(表情よりの推察)
敬する人物 グルル⋯(意味不明)

Ryou Sanada

烈火の鎧を身に着けた真田遼

フェイスガ一ド装着時

新宿出現時の服

主人公らしい正統派の鎧。
日本刀を構えた姿は一番絵になっていた

長髪と目に特徴があり
若侍の風情がある遼。そ
の燃える心が仲間を結ぶ
源動力となっていた。慈
しみの心に溢れている

烈火の鎧正面

烈火の鎧背面

柳生邸での私服

烈火剣 鞘は背中
にマウントされ鎧の
機動性を保っている

アンダーギアの
活動性は抜群。防
御力もかなりある

39話原画仲間の無事を喜ぶ遼

真田タケ丸の頃
の設定。ほとんど
山猿の雰囲気だが
この野性味も捨て
がたいものがある

初期設定

Shin Mouri

水滸の鎧には設定に あるが使われなかった 武器が存在する。小刀 と手っ甲爪がそれだ

内なる情熱を
秘めた、甘いマ
スクが彼の魅力

この自然さが特徴だ

伸の場合、育ちの良さが顔だけ でなく全体からにじみ出ている

39話原画 信の心が激動する

私服姿の伸

アンダーギア姿の伸

水滸の鎧 正面

ギヤマン入りは水滸のみだ

水滸の鎧 背面

8話原画表情を見せる 為に、少し手を下げてみた

初期設定

この頃は水滸勘兵衛!か なりワイルドな性格だった

28話原画 弾動力を吸収され
苦しむ伸の表情がリアルだ

金剛の鎧は、大地に眠る様
々なエネルギーから、その絶
大なるパワーを得るのである

彼はれっきとした日本人である

27話の修正原画より、超弾動開
眼のために悩める表情をしている

20話以降の私服。Tシャツ姿がよい

何故こんなにもみあげを伸ばしているのだろう

アンダーギアは 鎧擬亜の誘因コア としての役をする

広く世の中を眺めてきた鎧だ

この鎧は防御能力も高い。 まさに大地の鎧である

義の心の根本原理は、 大地の恵みを育む慈悲 と、自然を愛する心で ある。そのパワーは他 のどの鎧擬亜よりも強く,凄まじいのだ

金剛杖。これを回転させることで大地 のエネルギーを集中させ、放出する技が 岩鉄砕である。一番の荒技であろう

37話冒頭シーンの原画よ
り。純を背に乗せて腕立て
伏せをするシュウの姿

初期設定
初期設定ではシュウ が5人の中で最も年齢 が下だった。この設定 では、シュウの年齢は 12歳である。名前はガ ン・リュウファンだ

Touma Hashiba

五人の中でも頭の回
転がよく、軍師の役を
やるはずだったが⋯?

頭に巻いているバ
ンダナは脳を刺激す
るためだろうか?

人間の英知を表すの
がこの天空の鎧である

必殺技「真空波」
は翔破弓によって
打ち出された矢が
大気の力を集めた
技である

第1話で遼に次いで、
キザったらしく登場!

出身は大阪。そ
のせいか関西方面
は圧倒的に当麻フ
ァンが多いらしい

風・雲といった自然 界の力を司る天空の鎧

翔破弓を折畳み、 背中に装着した状態


シリーズ終盤、他の3人が囚われてか
らの烈火とのコンビ
ネーションは最高で
あった!

当麻の持つ翔破弓。矢は弾動力と自然界 の力によって無尽蔵に作り出すことができる

初期設定
初期設定では、智将・伊達シュウ。
征士とシュウに名前を取られてしまった⋯

Seiji Date

礼の心を持つ征士は
光輪の鎧。絞章も稲妻
のイメージで、正義を
貫く光の戦士を表す

光輪剣は分解可能

征士の私服。さ
すがに礼義正しい
ファッション感覚
を身につけている

アンダーギアの
征士。この場合は
重心が上にある?

光輪の鎧。最前線で
闘う武将の鎧を連想さ
せるデザイン。さすが
は先祖が伊達正宗!

征士は本格派の剣士

右目にかかる髪がポイン
ト。でも視界は悪そうだ

光を蓄える時にはフェイ
スガードが下りる。基本的
にこの体勢は防御の時だ

初期設定では忍
びの術が得意。肩
の飾りは手榴弾だ
った。物騒な話だ

37話原画 やはり
長剣を振りかぶった
侍はカッコイイ!

初期設定

39話原画征士の心が爆発した瞬間。 鎧に頼らず、心で阿羅醐を切るのだ

千石ゲンペイとい
う仮称が哀れを誘う
変化は少ない

Nasutei Yagyu

ナスティにはセクシーという意味 もあるが、画面では皆無だった!

大雪山ではさすが
に冬装備を着用

アニメの宿命で着
たきりスズメだ

妖邪辞典内蔵パソコン

唯一の機動メカとして
活躍した4WD

初期設定

サムライ・トルーパー5人のブルゾン姿YST

水の戦土水許
毛利シン(伸)


光の戦士光輪
伊達セイジ(征土)

主人公
炎の戦士烈火
真田リョウ(遼)

空の戦士天空
羽奈トウマ(当麻)

力の戦士金剛
シュウ・レイ・ファン(秀整)

本書用の描き下ろし設定。細部は異なっている

鎧伝説 ( 1 )
サムライトルーパーの魅力は、旧オープニングが全てを表していると いっても過言ではない。元気な男の 子たちが、カ一杯『悪』と闘う話で あった。この簡潔さが支持された理 由のひとつだと思う。
たしかに謎の多い話で、フィルム だけでは理解しようのない部分が多 々あった。イメージが膨らんで良か ったという人もいれば、少なからず 混乱している人もいたようだ。
これだけ情報に飢えたファンがい る以上、正しいデータを伝えるのが ベストではないかと考え、サンライ ズ企画室と協力して構成したのがこ の設定であり、この本はそれにもと づいて編集した。
なお、彼らの現在の生活や性格に ついては殆ど手を付けていない。そ れは各自の思いが一番正しいという 判断からである。

神代
歴史以前の事である。今では伝説 としてのみ伝わっている出来事があ った。人間は子供であり、その成長 した姿は別に存在するという話であ る。決して人間とは別の存在ではな く、人間の成長したその者達をひと まずは神と呼ぶ事にしよう。
人間が正しい心を持ち、人間界の 修行を終えた時には神の世界に行くという約束があったのであろう。
しかし、歪んだ心を持つ者により別の世界も誕生してしまっていた。これ が後の妖邪界である。
最初は混沌としていたのだが、や がて人間と神と妖邪は別の世界を形 成していった。そうして、全てが始 まったのである。

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Jun Yamano & Byakuen page

純が巻き込まれたのは偶 然ではなく理由があった

白炎を恐れぬ純真な 心の持ち主だからこそ 選ばれたのである

子供らしさこそ、純の
最大の武器であった

初期設定

ごく普通の小学生と して描かれた純クン

命の勾玉を下げた純。命の勾玉 の発動には、守られるべき存在の 純粋な心が必要だったのである.

久し振りに新宿に遊
びに来た山野一家。現
代日本の平和を象徴し
ていた家族である

千年前より迦雄 須と行動している

白炎は、日本の自然
が生み出した霊虎だ

妖邪兵ぐらいは倒す
戦闘力を秘めている

鐘伝説 ( 2 )

神の守り
自分の子供達である人間を守るた めに、神は妖邪界と人間界の間に結 界を張り、その見張り役の一族を人 間から選び『善き心」の指導にあた らせた。
これが迦雄須一族である。 さらに人間界を守るために三種の 神器を与え、別の世界に旅立ってい ったのである。
これらは迦雄須一族 の手により、正しき心を持つ者に手 渡された。
三種の神器は人間に危機 が訪れると次の様な働きをする。

輝煌帝
守る行為の実現したもの
で、攻撃力のあるエネルギー体であ る。鎧という姿になったのは後の話 で、呼び出した人間の潜在意識にあ る形で現れる存在だった。それらは 時代によっては、巨大な白蛇や、黄 金の鷲として伝えられていた。そし ていかなる時も、共通点として光り 輝く存在として伝えられていた。
剛烈剣
悪を滅ほすものとして残された。それだけの武器を扱える侍 に残す為に巨大な獣の像に祠られて おり、立派な侍と認められない者が 剣に触れる事はできなかった。なお この像は後に狛犬と呼ばれる石像に 似ていたと伝えられている。
命の勾玉
正しい心を司るものとして作られた。人の善き心が凝縮し ており、力を持つ者の心が正しくあ り続ける祈りがこめられていた。
これらが使われたのは歴史に残る 以前の話だが、記憶は伝承された。
三世紀から七世紀に作られた大和地 方の古墳から出土する三種の神器は その記憶で模倣されたものである。
なお、輝煌帝だけは光り輝く存在 として鏡で表されている。

Kikoutei & Byakuen-ou

これも39話の原画より。阿 羅醐にやられる輝煌帝烈火

阿羅醐を殲滅させた 直後。全身にパワーの 残滓を感じ取れる絵だ

輝煌帝は神器のひとつだ

39話で、阿羅醐にやられる輝煌帝

角が烈火と同じなのは、 玩具会社からの要望であっ たそうだ。ちょっと手抜き

超弾動烈火拳に注目


初期設定では、輝煌帝は胸に獅子のマーキングが施されていた

輝煌帝のフェイス ガードは開きません

黒炎王と白炎王の 設定は、当然なが ら同一の物である

剛烈剣も神器のひとつであるが、実は剛烈剣は、本物の神器をモチーフにデザインされているのだ

黒炎王は本来剛烈剣を守護する存在だった

鐘伝説 ( 3 )
人間界と妖邪界の関係は特殊なバ ランスにより保たれていた。とくに ある種のエネルギーを秘めた物は必 ずその影が反対の世界に存在してい た。(物語の中で破壊された都市の多 くは、妖邪界が作り出した影であり、 現実世界はそれ程被害を受けていな い。新宿で壊れた建造物は2話のミ サイル攻撃等の現実兵器の被害だけ と解釈できる。)

剛烈剣の秘密
妖邪界も歴史を重ねるうちにひとつの秩序が完成して いた。妖邪は妖邪なりに信念を持っ て剣の修行を積んだ者まで出現した のである。九世紀の始め、狛犬に認 められた剣舞卿は剛烈剣の持ち主と なった。しかし、相手が妖邪という のは神の意思に背く事であり迷った 狛犬は已れの魂を二つに分けたのだ。 剣舞卿に従った黒炎王こそ、その 狛犬が生を持った姿なのであった。
妖邪界一の剣士と認められた剣舞卿 は阿羅醐に決闘を挑んだ。本来なら 彼が勝つはずであったが、阿羅醐は 卑怯な手段でこれに勝っている。

もう一つの魂は日本の自然が生み 出した霊虎に吸収された。自然界の 守り神である霊虎は白炎と名付けら れ迦雄須と共に行動するようになっ た。白炎が妖邪に敏感なのはこうい うわけである。これより後、正邪を 見分け善き心を守る力と、侍に仕え 剛烈剣を守護するカは二つの世界に 別れて活動していたのである。
(23話で二つの魂は再び一つになっ た。あれは黒炎王が白炎に乗り移っ たのではない。剛烈剣を司る存在が 本来の姿に戻っただけなのだ。白炎 王は白炎の戦闘体型である。)

Shuten Douji

迦雄須の導きにより、 自らの心に目覚め、亡き 迦雄須の意志を継ぐ

迦雄須亡き後五人の手助けをする

妖邪界に来る前の朱天。戦国武将として山城の国周辺を平定し京都上洛をもくろんでいた

朱天の持つ邪鬼鎌。この鎌による朱天の必殺技「紅雷閃」の威力は、三魔将さえも眼をみはるものがある

真っ赤な頭髪はつけ髪。

朱天の持つ心は「忠」
その心に目覚め朱天は
己れの愚行を知る

戸鬼魔将の鎧。岡本英郎氏 の力強いデザインがそのま ま残されたのがこの鎧だ

朱天の必殺技「紅
雷閃」地面から伸び
た無数の鎖が敵をが
んじがらめにする

四魔将の中では一
番早くに阿羅醐のス
カウトを受けた

初期設定
決定稿よりも骨太でごつい感じ の朱天。三白眼も今より強烈!

鎧伝說 ( 4 )
阿羅醐の鎧
地霊衆はそのカを恐
れられていたが、妖邪界での位が低 かった。地霊衆の長である芭陀悶は 一族の地位を守るべく、阿羅醐と密 約を結んでいた。阿羅醐が妖邪の世 界で天下統一できたのは地霊衆のカ によるところも大きい。それ故に地 霊衆は阿羅醐がいる限りは他の妖邪 とは別格の地位にいる事ができた。
阿羅醐の鎧は、芭陀悶が自然界の 力を結晶させて作り上げたものであ り最強の力を誇っていた。準備のと とのった西暦990年頃、遂に阿羅 醐の人間界侵略が始まった。

迦雄須一族は、必ずしも全員がカ を持っていた訳ではなかった。場合 によっては数十年も力を持つ人間が 生れない時期もあったようだ。その 補償として生れたのが錫杖である。
代々の迦雄須一族の残留思念が結集 した物が錫杖なのである。もともと 迦雄須の意思は人間の記憶には菩薩 として残されていたものであった。
この時の戦いは迦雄須が勝ち、阿 羅醐の鎧は元の自然の力に分けられ 正しき心を込めた九つの鎧になった のである。しかし、妖邪界との結界 には綻びが広がっていた。迦雄須は その補修に忙殺される事になる。

この作業をしていた迦雄須と現在 の迦雄須が同一人物なのはそういう 訳である。何故なら、妖邪界で一ヶ 月程暮らすと人間界に戻った時に十 年が過ぎているからだ。こうして、 十年単位で里に帰って来る迦雄須の 姿は、役行者の伝説を生み出してい た。迦雄須は自分の後継者の誕生を 待ち続けながら結界を守り続けた。 そうして、歳月は流れていく。

Naaza

企画段階の「毒蛇」の設定の名残りでややつり目

水滸の伸を宿敵とし、 偽水滸を作ったりもす る結構マメな性格だ

背中に2本、腰にはそれぞれ2本ずつ計6本も剣を持っている

蛇牙剣。6本の剣を緊ぎ、鞭のごとく敵に襲いかかる

毒魔将の名のごとく、身体の各所、剣の刃先から猛毒を出す

田村正和も真っ青になる後ろ髪の長さ!

毒蛇コブラのイメージでデザインされたた め、口の所にうっとうしい牙がはえている。

初期設定
下の設定は決定稿と余り変わらないが、左の「さわやかな顔の那啞挫」今の陰険な性格とは違い、敵役でも明るい性格の設定だったようだ。

鎧伝説 ( 5 )
鎧の行方迦雄須は九つの鎧を正しき者に預けていた。だが、本人が いかに正しい心を持っていても、仕 える主人によって状況は変化する。
伊達家や毛利家のように安定した血 筋は日本では珍しいのだ。後の戦国時代になると迦雄須ですら忠,孝,悌,忍,義の鎧がどこにあるかが分 らなくなっていた。そのうちの四つ は阿羅醐が入手したわけだが、金剛 の鎧は双方が知らない場所にあった。

1185年の事、迦雄須から義の 心を込められた鎧を受取ったのは源 義経であった。平泉で最期を迎えた と伝えられている義経は、大陸に渡 り後のジンギスカンとなった。だが その孫であるフビライには鎧は伝わっていない。たとえ鎧で国を平定しようとも、骨肉の争いは避けられな い事を知っている義経は子供のひと りに『天下を望む事なかれ』と鎧を 託していたのだった。こうして大陸 を呑気に万遊しながら正義の味方を していた鎧の持ち主の子孫は、日本 が安定した江戸時代に帰国したのだ。

(シュウは歴史に弱いらしい。何故 なら階の時代にはまだ鎧はないから で、彼の先祖が戻って来たのは清の 時代なんだよね。困ったもんだ。)
ちなみに毛利家は徳川家の敵だっ たのだが、その航海技術の優秀さか ら貿易任務についていた。なんと御 朱印船でシュウの先祖を日本に帰国 させたのは、伸の先祖という事にな る。鎧の心が呼び合ったのだろう。
こうした鎧の話とは別に、日本は 今だかってない戦乱の世に突入して 行く。―467年の応仁の乱がそれ である。

Rajura

過去の闘いで片目を失った

螺呪羅は、四魔将の中で
も一番陰険な性格をしてい
たのではないだろうか?

幻術を使い、
敵に精神的にダメ
ージを与える事を
得意とし、金剛の
シュウと最後の最
後まで剣を交えた

「つきましては阿羅
醐様⋯」の台詞は有名。
おねだり上手な螺呪羅

六足長刀。伸縮自在の長
刀によって、必殺技「投蜘
網」を放つ

右の設定と比べ、 本編原画は、スマ ートに描かれた

六足長刀、ヌンチャ
ク、星球式分銅など多
くの武器を使いこなす

初期設定
決定稿より妖しげな雰囲気を
もつ。縛った髪がポイント!

鐘伝說 ( 5 )
四魔将の秘密 応仁の乱の頃であ ろう。阿羅醐は四つの鎧を入手した。
地霊衆が作った鎧よりも強力な力を 秘めた鎧を見た阿羅醐は別の目的に 使う決心をした。全部が揃うならば 再び自分の鎧にすれば良い。それま では独立した鎧として活用しようと いう事である。人の心に反応する鎧を妖邪に着せても力は発揮できないので、阿羅醐は腕の立つ侍を物色し た。こうして人間の世界から連れて来られた侍は阿羅醐に洗脳され、四魔将となったのである。誰でも良か ったわけではない、もともとその侍 に鎧を身に付ける資質がなければ鎧 は発動しないのである。

着々と準備を進める阿羅醐に対し て、迦雄須にも六百年ぶりに正統な 後継者が誕生した。迦遊羅である。
このまま迦遊羅が成長し、迦雄須か ら錫杖を継承すれば阿羅醐を妖邪界 に封印するのはわけのない事であっ た。しかし、迦遊羅の存在を探知し た阿羅醐は迦遊羅を誘拐してしまっ た。戦国時代の人の怨念を吸収して 力を蓄えていた阿羅醐だが、迦遊羅 誘拐に使ったエネルギーはその殆ど を使う事になりしばらくの休養が必要になった。だが、迦遊羅が成長した時の戦力を考えればそれくらいの 回り道は何でもなかったのである。
迦雄須は錫杖を伝えるべき人間を 失い寿命も尽きてしまった。しかし その残留思念は使命遂行の為にこの 世に留まった。錫杖の大いなる力が それを支えたのは言うまでもない事 だ。遼たちは迦雄須が生身の人間と 信じて疑わなかったが、それ程まで に錫杖の力は偉大なのである。

Anubisu

光輪の征士に対し、闇を司る闇魔将。また山犬などの動物を操ることも出来る

二股に分かれた兜のツノは悪奴弥守の髪に合わせたのだろうか?

闇神殿での闘いに使われた般若の衣装。闇の中、分身の術で征士を幻惑する

必殺技は「暗黒跳飛斬り」黒狼剣の作る闇によって敵を奔弄し斬り裂く

悪奴弥守の目の下の傷も過去の戦でつけられたものである

悪奴弥守の使う長剣、黑狼剣

悪奴弥守もまた「孝」の心を持つ戦士である

背負っている長剣と、格闘戦用の左手の鍵爪が武器だ

初期設定
髪の毛以外は変化は
なく、初期から完成
されたキャラだった
ようだ

鎧伝說―補足
翔破弓接近戦用の武器を持たな いと思われる当麻だが、企画室に確 認したところ意外な事実が判明した。
『あれ、ゴーガンソードなんです」 なる程と納得した人は筋金入りの マニアである。ライディーンのそれ とは少し違うが、翔破弓のエッジは 弾動力が力場を形成した鋭いソード になっているのだ。切った瞬間はな いものの、当麻が翔破弓を振り下ろ し、次の瞬間に妖邪兵が真二つにな っているシーンはこういう訳だった のだ。これを聞いて安心した天空フ ァンは多いのではないだろうか?

結界
時間、空間、精神を封じ込めるバリアの総称。科学的なもので はなく心のカで作られたものが登場 している。妖邪界と人間界も巨大な 結界で隔てられている。妖邪門とい うのはそれを部分的に中和したもの。
一番小型の結界は迦遊羅の胸に下がっていたプレートとその鎧だ。
四魔将と違い迦雄須一族の血を引く人 間だけに洗脳だけでは不足で、こう いう物を必要としたのだろう。
鎧のデザイン烈火・光輪・天空・ 水滸・朱天の鎧は、戦国時代以降の 日本の鎧デザインにその影響を与えた。金剛は長く大陸に有り、大陸の鎧にその影響を与えたようだ。問題なのは、残る三魔将の鎧である。どうも初期設定の影響が抜けなかったようで説明がつかない。しかし、日本の物語なのだからインドやアマゾ ンやエジプトの話は聞かなかった事 にしたい。というわけで、あのデザ インは阿羅醐様の趣味だったと信じてしまおう。
鎧伝說
了

Arago

陣中での阿羅醐

飾りっけのない後頭部!

大将軍らしい兜でにざいます⋯

ついに断末魔を迎えた阿羅醐!

取りはずし自在の手、細かい芸当もできる

阿羅醐は、人の悪しき念をそのエネルギー源としている

千年前の戦の時に乗ってきた巨大な妖邪馬

迦雄須の鎧を四つまでも手に入れた阿羅闘は、四魔将を人間界から連れ去った

背中に剣を武装した阿羅醐。
これはロング用のディテール省略版の設定

阿羅醐の持つ槍。身体に合わせてこれも巨大!

39話。ついに九つの鎧(心)によって阿羅醐は追いつめられた!

```

kaosu

迦雄須亡き後も錫杖
に秘められた力は朱天
へと受け継がれた

影に日向に五人を支えて
きた迦雄須。しかしその実
体はとうに失われていた

迦雄須の一族の使禽は、人間界を妖邪など の悪しき影から守り、 善き道へと導くことだ

錫杖に込められた迦雄須の念は絶大だ!

錫杖、剣バージョン

人間界に現れた阿羅醐を倒すため、迦雄須は鎧に身を固め立ち向かった

兜の下に迦雄須の目が⋯

After the death of Kaosu, Shuten inherited
the shakujou. Shuten hid to regain his strength
and understand the inherited power.

Kaosu comes from a very old
generation. He created light out of shadow
The armors to defeat the evil.

Kaosu's family message,
to defend the human world
against the Youja's evil shadow.
To stay on the path of goodness
and to guide the people to good.

The shajuko of Kaosu, that can tranform into a sword, is amazing!

Shajuko, sword

After the defeat of Arago in the
human world, the armor of Kaosu
transformed into cloth.

Undert he helmet, you can see the eyes of Kaosu...

Kayura

28話原画より、迦雄
須の錫杖に驚く迦遊羅

30話の原画より。封
印されてもなお、過去
がのしかかってくる

37話より。迦遊羅の
父と母。迦雄須一族は
顔を見せない人が多い

星麗剣。刃は戦闘時には
倍くらいに長く伸びる。柄
の所にある房の部分は長く
伸びて敵を攻撃する

十二単の迦遊羅。阿
羅醐の籠愛が伺われる

迦雄須一族のパワー +妖邪力により放たれ る嵐星斬は強力である

38話以降迦遊羅は本来
の自分を取り戻す。鬼魔
将の鎧を着て人間を守る
闘いに自らを投じていく

迦遊羅は28話以降、お人形さん
のイメージで作画されている

迦遊羅の身につけているものは
全て、妖邪の封印がなされていた

妖邪の心が純粋だと信じ ていた迦遊羅。阿羅醐は少女 までをも食い物にしていた

画面に出てきた時点 で迦遊羅は満12歳。そ れにしては強かった!

Rough Sketches

(秘) 初期設定

ここでは金山明博さんと岡本英郎
さんの絵を中心に、初公開の初期
設定を紹介しよう。トルーパーの
根っこが見えてくるかもしれない.

塩山さんの第一稿目

サイザー16歳。長髪か
ら見て初期の伸だろう

純の原型

征士の初期設定らしい

大人の体型だったの
で雰囲気が全然異なる

5人組の設定。こ
の他に何パターン
も描かれていた

朱天のチャンチャンコ
は当初鎧ではなかった

烈火の額の飾りは、
敵の攻撃から肌の露出
している部分を守る役
割をする。この時、面
構えは龍のごとくにな
り、額には珠が光る

いろいろな武器のパタ
ーンが考えられていた

5人が各々動物を連れている設定
だったので、こういうのもあった